LINE公式アカウントをビジネスに。個人事業主がまずやるべきこと

「LINEなら毎日使っているけど、ビジネスに使えるの?」

そう思った方にこそ読んでほしい記事です。

LINE公式アカウントは、お客様とのやり取りを「個人のLINE」から「お店のLINE」に移すだけで、集客・リピーター獲得・業務連絡が一気に効率化できるツールです。
しかも、無料プランで十分に使えます。

個人事業主や小規模事業者にとって、LINEほど「お客様との距離が近い」ツールはありません。
この記事では、登録から最初の活用までを、ステップごとにわかりやすくお伝えします。

なぜ今、LINE公式アカウントなのか

お客様がすでにLINEを使っている

日本国内のLINEユーザーは約9,700万人(2025年時点)。
スマホを持っている人のほとんどがLINEを使っています。
大分県でも、お客様との連絡手段として最も身近なツールの一つです。

メールマガジンは開封率が10〜20%程度ですが、LINEのメッセージ開封率は約60%と言われています。
送ったメッセージがきちんと読まれる

これはビジネスにおいて大きなアドバンテージです。

個人LINEで仕事をするリスク

「お客様とは個人のLINEでやり取りしている」という事業者さんは多いのではないでしょうか。
気軽にやり取りできる反面、こんな問題が起きがちです。

  • プライベートの友達とお客様が混在して、間違えて送信してしまう
  • 休日や深夜にもメッセージが届いて、オンオフの切り替えができない
  • スタッフが辞めると、そのスタッフの個人LINEに登録されたお客様との連絡手段が失われる
  • 一人ひとりに同じ内容を送る手間がかかる

LINE公式アカウントを使えば、お店としての連絡窓口を一本化でき、これらの問題が解決します。

LINE公式アカウントの始め方(3ステップ)

ステップ1:アカウントを作成する(10分)

LINE公式アカウントの作成は無料で、スマホだけで完了します。

  1. 「LINE Official Account」アプリをApp StoreまたはGoogle Playからダウンロード
  2. LINEアカウントまたはメールアドレスでログイン
  3. アカウント名(お店の名前)、業種、地域を入力
  4. 作成完了

アカウント名は、お客様が見てすぐにお店だとわかる名前にしましょう。
「〇〇ベーカリー 大分本店」「美容室△△ 別府」のように、店名と地域が入っていると検索でも見つけやすくなります。

ステップ2:プロフィールを整える(15分)

作成したら、以下の情報を設定しましょう。

  • プロフィール画像: お店のロゴや外観写真。お客様が一目でお店とわかるものを
  • ステータスメッセージ: 「大分市中央町の花屋です🌸」のように、お店の一言紹介
  • 基本情報: 住所、営業時間、電話番号、ホームページURL
  • あいさつメッセージ: 友だち追加してくれた方に自動で送られる最初のメッセージ

あいさつメッセージは特に重要です。
「友だち追加ありがとうございます!〇〇ベーカリーです。新商品や限定情報をお届けします♪」のように、追加して良かったと思ってもらえる内容にしましょう。

ステップ3:友だちを集める(継続)

アカウントを作っただけでは、誰にもメッセージを届けられません。
友だち(フォロワー)を増やすことが最初の課題です。

すぐにできる友だちの集め方:

  • レジ横に「LINE友だち追加でクーポンプレゼント!」のPOPとQRコードを設置
  • 名刺やショップカードにQRコードを印刷
  • 既存のSNS(InstagramやFacebook)で「LINE始めました」と告知
  • ホームページに友だち追加ボタンを設置

まずは「常連のお客様30人に友だち追加してもらう」を最初の目標にするのがおすすめです。

業種別・LINE公式アカウント活用法

生花店・小売店の活用法

  • 入荷情報の配信: 「本日入荷🌷チューリップが色とりどりに揃いました!」と写真付きで配信。来店のきっかけを作る
  • 注文受付: LINEのチャットで注文を受け付ける。電話やFAXよりもお客様にとっても手軽
  • 母の日・クリスマスの事前予約案内: 繁忙期の前に「ご予約受付中」のメッセージを送る

パン屋・洋菓子店の活用法

  • 焼き上がり通知: 「14時〜 クロワッサン焼きたてです!」と配信。近所のお客様が駆けつけてくれます
  • 予約販売: 食パンや季節限定商品の予約をLINEで受付。電話対応の手間が減ります
  • クーポン配布: 「今月のLINE限定クーポン:お好きなパン1個10%OFF」で友だち追加を促進

飲食店・カフェの活用法

  • 日替わりメニューの配信: ランチタイム前に「今日の日替わり」を写真付きで配信
  • 空席情報: 「本日17時〜 お席に余裕があります」で直前の集客
  • テイクアウト注文: LINEチャットで事前注文を受け付け、待ち時間ゼロで提供

旅館・宿泊業の活用法

  • チェックイン前の情報送信: 周辺の観光情報やアクセス方法をLINEで自動送信
  • チェックアウト後のお礼メッセージ: 「ご宿泊ありがとうございました」と次回割引のクーポンを配信
  • リピーター限定の優待情報: 直接予約(予約サイトを経由しない)の促進

美容室・サロンの活用法

  • 次回予約のリマインド: 「前回の施術から1ヶ月が経ちました。そろそろお手入れはいかがですか?」
  • キャンセル待ち通知: 「本日15時〜キャンセルが出ました」と空き枠を即座に配信
  • ヘアケア情報の配信: 季節に合わせたお手入れアドバイスで信頼感を醸成

LINE公式アカウントの活用法について詳しく知りたい方は、当事務所の無料セミナーでも解説しています。

LINE公式アカウントの料金プラン

無料プランで十分に始められる

LINE公式アカウントには3つの料金プランがあります。

プラン月額料金無料メッセージ通数/月
コミュニケーションプラン無料200通
ライトプラン5,000円5,000通
スタンダードプラン15,000円30,000通

※料金は2026年4月時点のものです。最新情報はLINE公式サイトでご確認ください。

「200通」は少なく感じるかもしれませんが、これは「友だち数 × 配信回数」の合計です。
友だちが50人なら、月に4回まで全員に配信できます。
始めたばかりの段階なら無料プランで十分です。

友だちが増えて無料枠では足りなくなったら、それは「ビジネスが順調に成長している証拠」です。
その段階でライトプランへの移行を検討しましょう。

気をつけたいポイント

配信頻度は「週1〜2回」がちょうどいい

メッセージの配信が多すぎると、ブロック(友だち解除)されるリスクがあります。
週1〜2回を目安にして、「もらって嬉しい情報」を配信しましょう。

お客様にとって「嬉しい情報」とは:

  • ✅ 限定クーポンや特典
  • ✅ 新商品・新メニューの情報
  • ✅ お役立ち情報(ヘアケアのコツ、花の長持ち方法など)
  • ❌ 宣伝ばかりの内容
  • ❌ お店側の都合だけの告知

返信対応のルールを決めておく

お客様からチャットで問い合わせが来たとき、対応が遅いと逆効果です。
「営業時間内は2時間以内に返信する」など、事前にルールを決めておきましょう。

営業時間外の対応が難しい場合は、自動応答メッセージで「お問い合わせありがとうございます。翌営業日にお返事いたします」と設定しておけば安心です。

まとめ:まずは「お店のLINE」を作ってみよう

この記事のポイントをまとめます。

  1. LINE公式アカウントは無料で始められ、お客様に最もメッセージが届きやすいツールです。開封率はメールの3倍以上。
  2. 登録は10分、プロフィール設定は15分。スマホだけで完了します。まずは友だち30人を目標にスタートしましょう。
  3. 業種に合った活用法を一つ選んで始めるのがコツ。入荷情報、予約受付、クーポン配布——あなたのお店に合ったものを一つ選んでみてください。

「LINE公式アカウントを作ってみたいけど、設定がよくわからない」「友だちの集め方をもっと知りたい」

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