経営情報システム受験対策①「コンピュータの基礎」

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こんにちは!

ITツール・SNS活用の中小企業診断士・堀寿弘です。

中小企業診断士試験1次試験対策について、更新していきます。

基本的には大原学園さんのテキストをベースにしています。

今回から「情報処理の基礎技術」についてまとめていきます。

初回の今回は「コンピュータの基礎」について取り上げます。

目次

コンピュータシステム

コンピュータシステムは、ハードウェアとソフトウェアの2つの構成要素から成り立っています。

ハードウェアは機械装置のこと、ソフトウェアはプログラムや処理対象となるデータのことです。

これらが有機的に結合することで機能を発揮します。

コンピュータの種類

コンピュータの種類
コンピュータの種類

 

「コンピュータの種類」をまとめると、上図のようになります。

歴史的な流れで行くと、企業の情報システムは「メインフレーム」と呼ばれる汎用コンピュータが担ってきました。

しかし、1980年代後半からパソコンが普及し、メインフレームからダウンサイジングとしてパソコンへ置き換えられてきました。

小型化の流れでは、タブレットやスマートフォンの普及も進んでいます。

コンピュータの利用方法

コンピュータの利用方法
コンピュータの利用方法

 

コンピュータの利用方法をまとめると上の図のようになります。

企業での利用という点で見ると、販売管理や顧客管理、財務管理は業種を問わず利用されているかと思います。

また、「ものづくり」に関わる製造業では、生産管理やCAD、CAMなどのエンジニアリングシステムが利用されます。

電子メールや電子掲示板などのコミュニケーションツールとしては、これらのシステムの他にチャットツールが増えてきています。

コンピュータの仕組み

コンピュータの仕組み
コンピュータの仕組み

 

コンピュータの仕組みを簡単に整理すると上の図のようになります。

機器の大小はあれど、基本的な仕組みは変わりません。

データを入力し、それを加工・演算といった処理を行い、モニター等に表示・出力します。

コンピュータの処理性能は、CPUと主記憶装置(メインメモリ)の処理能力に依存します。

CPUは、演算・制御を行う装置です。ここの処理速度が処理性能に影響を及ぼします。

メインメモリは、演算処理を行う際に一度に扱えるデータ量に影響を及ぼします。

メインメモリの容量が大きければ、一度に扱えるデータ量が大きくなるので処理性能が向上します。

メインメモリの容量は、作業机の広さに例えられることがあります。

作業机が広ければ処理対象のものを大量に広げることができるので、それをイメージするとよいでしょう。

機能 対応する装置
制御(機能全体を制御) 制御装置 中央処理装置 本体 CPU
演算(計算や判断) 演算装置
記憶 一時的な記憶 主記憶装置 メモリ
長期的な記憶 補助記憶装置 周辺装置 ハードディスク
CD-ROM
DVD-ROM
入力(データの入力) 入力装置 キーボード
マウス
出力(処理結果の出力) 出力装置 モニター
プリンター

 

情報量を表す単位

コンピュータで取り扱うデータは「0か1の2進数」で表現されます。

データの量(記憶容量)の最小単位は「2進数の1桁分」に該当しますが、これを「ビット(bit)」と言います。

この1ビットが8つ集まったものが「1バイト(byte)」です。

データ容量は基本的にこの「バイト(byte)」単位で表現します。

大きな容量となった場合には補助単位をつけていきますが、2の10乗ごとに繰り上がっていきます。

例えば、1KB=1024byte、1MB=1024KBです。

まとめ

まずは、コンピュータの基礎的なところからの復習です。

知ってるということも多いかとは思いますが、まずは基礎的なところからです。

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