ものづくり補助金とIT導入補助金

資金

おはようございます。ITツール・SNS活用の中小企業診断士・堀寿弘です。

先週、2017年度の補正予算で「ものづくり補助金」と「IT導入補助金」が盛り込まれることが報道されました。

補助金を活用したいとお考えの方は、早めに準備を始めておいた方がよいでしょう。

ちょうど12日に大分県産業創造機構と大分県よろず支援拠点の共催で補助金対策セミナーをやった直後だったので、いいタイミングでのセミナーだったと思います。

ものづくり_イメージ

目次

ものづくり補助金について

今回の補正予算での「ものづくり補助金」については、こちらの記事が詳しいので参考にしています。

予算総額で1,000億円が計上されています。補助金の上限は1,000万円で3年ぶりに「1万社支援」を復活させるとのことです。

公募は来年2月からになる見込みです。

今回のものづくり補助金では、新たに複数の中小企業が連携する「企業間データ活用型」というのが創設されます。

これは複数企業で情報やデータを共有・活用して新たな付加価値創造や生産性向上に取り組む場合、200万円上乗せするというものです。

「ビッグデータ」や「IoT」など、最近の流れに合わせたものではないかと思います。

IT導入補助金について

IT導入補助金については、こちらの日経新聞の記事から。

補助金総額は500億円で前回の100億円から増額されますが、対象企業を大幅に増やすため、補助金の上限は50万円、補助率は1/2に変更されます。

前回が補助金上限100万円、補助率2/3だったのですが、「対象企業を増やす」ためには仕方のないことなのかもしれません。

また、補助金上限50万円で補助率1/2ということから大がかりなIT投資に対する補助というよりも、小規模事業者がホームページを作成したり、ちょっとしたパッケージを導入したりというケースで利用が進みそうです。

このIT導入補助金は、ITサービスを導入する事業者ではなく、ITベンダー側が代理申請を行う形になっているので、ベンダー企業の方も準備を始めていくことになります。

技術_イメージ

まとめ

「ものづくり補助金」でも「IT導入補助金」でも「経営力向上計画」を作成していたり、「おもてなし認証」を取得していると審査の際に優遇されるようになっています。

どちらの補助金を利用するにしても、「経営力向上計画」の作成に取り組んだり、補助金で取り組む事業内容について検討したりして、早めに準備を始めておいた方がよいでしょう。

年末年始を挟んで忙しい時期になりますが、補助金を有効活用できるよう準備しておきましょう。


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